THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー2026.8.31

閉塞感

昭和の時代から考えたら、今の世の中はだいぶ未来になったのに、何で閉塞感が漂っているんだろう。明るい未来を信じてただ歩めばよかった時代から半世紀以上経って、今は明るい未来が感じられない。大きくは2つあると思うが、まずは日本の問題だ。『JAPAN AS No1』という本まで出ていた頃、確かに日本は強かった。世界のベスト50の企業に数10社の日本企業が名を連ねていた。が今はトヨタ1社だけだ。国民一人当たりGDPも30位近くまで落ちてしまった。日本だけしか気にしていない人はあまり感じていないかもしれないが、日本の国際競争力はどんどん低下しているのである。そして国の膨大な借金、そりゃ円安にもなりますよ。おまけに人口が減り続けている。弱り目に祟り目のような国。しかも自然災害の宝庫ときている。狭い部分だけを見てみれば株が上がったりしているし、マンションも値上がりしているが、建築費高騰により、新しいマンション建築は進まないし、新規開発はストップしているところがどんどん増えている。開発がストップすればゼネコンもさることながら内装や設備の会社が今後倒産する可能性がある。地方の箱物行政もバランスが崩れてくる。インフレ、人不足、人件費高騰など様々な不安の波がそこまで来ている。そして何十年かのデフレ化ですっかりアップサイドの付加価値をつくるのが下手になっている気がする。つまり、日本だけで見ても不安要素が満載なのだ。おまけに政治や行政の不安要素も無くならない。

そしてもう一つの不安要素は国際情勢だ。戦争がいまだに止まないどころか増えそうな気がする。日本も台湾有事の際は何かが起こるかもしれない。またロシアはNATOの揺さぶりの為にバルト3国に攻撃を仕掛けるかもしれない。要は今仲が悪い国同士が多いのだ。発端はアメリカが世界の警察の役割を降りたからだ。今のトランプはNATOにしかめっつらでロシアには良い顔をしている。アメリカの身勝手さが中国やロシア、北朝鮮などの国々を助長させている部分もある。イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、日本、カナダ、オーストラリアなどの中堅国が一致団結して平和貢献しなくてはいけないのに、何となく微妙な立場のズレもあるようで、そのズレをロシアに突かれそうな状態である。なにゆえに人類はいつまでこんなに馬鹿なのかと思うほど後退している。ゴルバチョフさんの時代に冷戦が終わり、ベルリンの壁が無くなり東西ドイツが一つになったあたりはどんどん世界が平和になると思ったが、今は一触即発状態のような気がする。バカな指導者が核のボタンを押したらもう世界はストップする。隣国中国も自分の人生の中では一時は香港に永住しようかなと思うくらい好きな街だったし、上海の古い外国人疎開地の優雅な感じなども好きだったが、今は行く気にもならない。

そんな時代だが、こういう混沌とした時代にはどうしたら良いか。もちろん個人ベースになれば、当然個々の事情があるわけだから変わると思うが、こういう時代は何かの変化が起きた時に素早く動けるようにしておくことだ。例えば株や不動産にしても上がったら売る、下がったら買うというのは当たり前の行動だ。しかし庶民はそうならないことが多い。キオクシアでも高値で売ったのはファンドと東芝だ。高値を掴んで暴落したのは個人投資家だ。APAホテルの創業者が言っていたが「土地が上がれば資産が増える、土地が下がったらまた買えばいい」と。どう転んでもどのようにでも対応できるということだが、今はそんなふうに自由に素早く臨機応変な行動が取れる状態にしておくのが一番だろう。ちょっとした傾向だが最近脱東京、脱港区もあるように思う。良い傾向だと思うが、無理してコストの高い東京じゃなくても幸せの在り方は多種多様に考えれば良いんじゃないだろうか?

いつまでこの閉塞感が続くのかどうかわからないが、自分なりの価値観を大事にしながら流されないで生きていくのが一番なのであろう。

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