THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー2026.5.8

SCM(サプライチェーンマネジメント)

今朝の新聞に戸建て住宅の値上がリの記事が出ていた。ホルムズ海峡のせいでナフサなどが入らず様々な住宅部品が値上がりしているとのこと。ユニットバスや建材など様々だ。また住宅以前に建設費も高騰している。原因は人手不足らしい。労働環境優先にしたせいで昼夜24時間などは作業出来ない建設業界。おかげでJR各社の駅ビル開発や中野サンプラザ建て替え、第2六本木ヒルズ開発などは中止されてしまった。今やRCでは坪500万円以上。これではとても採算が見込めないからだ。従ってゼネコン各社は儲かる仕事しか受注せず、見積もりも上げ放題だ。そんな日本の状況はあまり報道されていないが、今に大変な国の成長阻害になるような気がする。そしてそれらは交通渋滞の始まりと同じくたった1人のブレーキから始まるようにサプライチェーンがスムーズに回っていないから生じることなのだ。例えば人の問題。建設業階は人が足らないという。しかし、内装業界はビルが建たないから余っているという。世界で見れば中国は不動産不況でゼネコンは物凄く余っている。それらの人達を日本に受け入れれば良いのだが、国の移民問題もありビザを出さないから出来ない。またベトナムでは坪当たり20万円でビルが建つ。それらのコストも日本の高コストと平準化できないものかと思う。グローバルな世の中なのに、建設関係は何か不自然な国の問題や業界の不自然さを感じる。そして結局その皺寄せは国民にいき、国の発展を遅らせている。特に大規模開発の中止などは止めるだけでも相当な負荷がかかるはずだ。進めるも地獄、止めるも地獄のような状況に陥っているのだ。弊社でも開発している案件があるが、どこも工事を受けてくれなさそうなのが実状だ。スイスの友人にも日本の建築費を話すと驚いていた。おそらく最高益の大手ゼネコンからは献金がいき、海外ゼネコンの進出を拒んでいるのだろう。日本は全てを自給して建築をするのは難しい。建てる業者は日本でも建材や設備など様々なものを輸入に頼っている。そして労務関係だけは先行して進んでいる。つまり様々なサプライチェーンが上手く絡み合わないからこのような状況に陥っているのだ。このマネジメントを総合的に進められるのはどこなのだろうか、関わる省庁もバラバラだ。総理がこの問題を優先的に解決しろと言わない限りスムーズにいかないだろう。この間に、東南アジア諸国は益々発展してゆく。抜かれるぞ!!