THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー2025.10.10

ビジネスって

自分の個人資産会社をつくってから20年くらい経つが、ここ数年はFrancfranc株を売却したこともありアセットが一気に増えたが。それまでやっていたフローのビジネスとは全く様相が違うので面白い。6月がうちの決算なので、最近決算書というものをよく見るが、かつてはPL(損益計算書)の方が優先順位が高かったが、今は断然BS(貸借対照表)の方が大切である。っていうか面白いのだ。なんぼで仕入れて、なんぼで売るというフローの商売はそれはそれで楽しいが、ドラスティックではない。それがストックの商売はアセットを活かして大きく商売ができる。一時的に総資産は増えるが、レバレッジを効かせれば何倍かの商売になるから面白い。例えば10億のお金があって銀行に預けておけばBSは右も左も10億だが、10億を担保にすれば6億ぐらい1%ちょいの金利で借入ができるから、16億の総資産で商売が出来るわけだ。そうすると16億の投資でもし7%のリターンがあるなら10億に対しては11%位のリターンになるわけで、そこに大きな差が出来るのである。またそのリターンは確定しない限りはBSの影に隠れて含みという形で存在しているわけで、利確をするまでは隠しておけるものだ。利確はしてもしなくても良いが、安く不動産を買っていたり、為替が円高の時に投資したものなどはその含み益は表に出ないままずっと眠らせておけるから魔法の箱のような存在に出来るわけである。どうしても表に出さなくてはいけない時は、何かの損をそこでつくれば良い訳で、償却をぶつけるとかやり方はいろいろあるものだ。うちの資産は100%ドルで運用しているのでもう為替はあまり気にしないようにしている。もちろん円安は嬉しいが、未来永劫ドルで数字を見ていれば気にならなくなる。かれこれ数年やってきて感覚的にようやく慣れてきたが、今だにフローの商売のアイデアが浮かぶとフラーッと始めたくなるが、「いかんいかん」と思い直し、「今更在庫と人を抱えてどうするんだ」と誰かが囁いている。ストックのビジネスはいかにレバレッジを効かせられるかが大きい。とはいえある程度のバランスもあるので60%くらいの自己資本比率で回しておくのが健全であろうと思う(フローと組み合わせればもっと低くても良いが…)。商売の形は変わったが、いつの世も商売というのは楽しいものだ。

ちなみにたまに若い人から相談を受けることがあるが、PL,BS,CFの三つを持ってこいと言う。その3つを見ていれば、何も話さなくてもその社長の性格や成長性の担保までわかると言うものである。数字が語ってくれるのである。もちろん事業というものはたくさんの要素が組み合わさって出来ているものではあるが、その全てが数字に置き換わるという点で面白いのである。だからこそ経営は意思であるし、答えは明確なのである。