THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー2025.4.27

4月27日 ワガママな世界

ここ10年ほどの世界は協調よりも個の主張が増え、中国、ロシア、北朝鮮を中心にワガママな国が増えてきたが、ここに来てアメリカまでもワガママになり、他の国もそれに近い様相が増えてきた。世界平和よりも自国の利を優先させようという動きだが、今のアメリカでは大学などの知への弾圧をする事によって、労働者層の復権を利用するトランプの思惑が鮮明になってきた。知的層がつくってきたと言う今の格差社会への不満が起こり、個人までもがワガママに目先の利を優先させようとしている。反発する学生達に対抗し、大学への助成金廃止や留学生への差別などが問題視されている。

アメリカは自由でどんな人も受け入れる懐の深い移民の国として発展してきた。だからこそ世界の優秀な若者がアメリカに憧れ、高度な研究をできる環境から多くのビジネスをも生んできた。今、その構図が崩れようとしている。関税問題に始まり様々な強権発動でアメリカが揺れている。アメリカが世界の秩序を保つ役割はないとトランプは主張するが、今更放棄されても困る。

アメリカ国民の総意が労働者層に支えられようとしているのは、日本の自民党支持層と同じような構図だ。弱者を救うのに異論はないが、弱者が先見性を持ってものごとを判断するとは言い難い。日本の財政難はそういう人達への迎合の結果であろうし、多大な赤字国債など大衆は誰も気にしていないのにやれ福祉だ、やれ介護だと叫ぶ。

これから先、アメリカ次第によっては世界は争いごとが絶えなくなるかも知れない。もしクリミア半島がロシアになるなら、中国が台湾を攻めることも是となってしまうかも知れない。1989年にアメリカのブッシュ大統領とソ連のゴルバチョフ書記長によるマルタ会談での冷戦終了からどんどん時計の針が逆に進んでいる。当時の二人のような世界のリーダーが早く現れることを望む次第だ。

(マルタ会談共同声明)

世界は一つの時代を克服し、新たな時代へ向かっている。我々は長く、平和に満ちた時代を歩き始めた。武力の脅威、不信、心理的・イデオロギー的な闘争は、もはや過去のものになった。私はアメリカ合衆国大統領に対して、アメリカ合衆国と戦端を開くことはもはやないと保証する。  — ミハイル・ゴルバチョフ、ソビエト共産党書記長

我々は永続的な平和と、東西関係が持続的な共同関係になることを実現することができる。これはマルタで、ゴルバチョフ議長と私がまさに始めようとする未来の姿だ。

ジョージ・H・W・ブッシュ、アメリカ合衆国大統領