ネット社会かぁ…
最近やたらとネットのセキュリティチェックが面倒になっている。以前は普通にFace IDでアプリが開いたのに、都度都度ワンパスワードが送られるようになり、それを入れないと次に進めなくなっている。これが面倒なのである。そういうシステムになったアプリなどは結局開かなくなってしまうが、そんなにネット上のセキュリティ問題は大きいのであろう。いろんな所でパスワードを作らなければいけないが、いったい1人あたりどのくらいのパスワードがあるんだろう?これもたまに変えろと伝えてきたり、複雑にしろと言われたりする。結局はどこかに書き留めておかねばならず、携帯のメモにまとめてパスワード一覧を入れてあったりして、これまた安全なのかどうかわからないし、何かの間違いでそのページが消えたら大変だなぁとか思いながら過ごしている。記号英数大小文字の組み合わせだが、そんなに複雑にする人はいないと思う。だいたいどこのパスワードも同じか多少入れ替えるくらいではなかろうか?その辺も危ないのかなぁと思いながら決めているがもう人間の脳では追いつけないから、書き留めざるを得ない。
しかし、企業側はしきりにアプリ入会などを進めてくるし、様々な効率化の中でいろんなものがネット上で処理されるようになってセキュリティとは無縁ではいられないが、企業側は企業側で情報漏洩は大信用問題だから必死にセキュリティ強化を進めている。そしてもう使わなくなったアプリやウェブ上のパスワードなど何も解約や退会していないままのパスワードなどはどこかに浮遊したままなのだろう。いずれは身体の一部(指紋、静脈や網膜など)を使ってやるのが主流になっていくのかどうかわからないが、このままパスワードが増え続けていく社会も何か気味が悪い。100以上のパスワードを登録してあるのが全てハックされたらAIで簡単にその人のパスワード個性が見抜かれて、様々なところに勝手にログインされてしまうような気もする。それとカード情報や銀行情報が紐づいたらもうお手上げだ。人間はほんと便利や効率を積み上げてより良い社会にしようとしながら結局は複雑で生き辛い世の中にしているような気がする。キャッシュレスの時代になり、そのうち新紙幣なども要らなくなる時代も来るだろうし、そのうち為替の影響も感じなくなるようになって、ドルでも、ユーロでも、円でもキャッシュレスで払えるようになるだろう。事実シドニーの公共交通機関は特殊なsuicaみたいなアプリを使用せず、直接Apple payでタッチするだけだから自動的に為替換算されているわけだ。今回の40日間の旅でもジェラート屋の現金のみという店と、ホテルのベルボーイにチップを払う時だけ現金を使ったが、ほんと海外でも現金を使うことが減った。
そんな時代に生きているのだからセキュリティが強化されるのは仕方ないのだが、今に大変なことが起きたり、ある日突然見知らぬ引き落としがあっても気付かなかったりという事が起きてしまうのではなかろうか。人間は悲しいかな「慣れる」という性質を持っている。熱さも喉元過ぎれば忘れてしまう。セキュリティ強化の中に埋もれてどこかの歪みやひび割れに鈍感になっていくような気がする。事実、様々な自動引き落としで落とされているわずか数百円の無駄な金額など、早く解約すれば良いのにズルズル勝手に引き落とされている金額だけでも世の中全体では何兆円にもなるのであろう。要は何兆円もの盗難事件が平然と行われているわけであるが、人間は慣れてしまっていつかやんなきゃと思いながらも今月も盗まれているわけである。盗んでいる企業側の姿勢も問題だが、迂闊に何でも入るのはやめようと思っている。「6ヶ月間使用確認ができない場合自動的に解約されます」と言う企業は皆無だ。そう言える企業こそこれからのネット社会の信用につながるのになぁ。
電話をかけても自動音声がほとんどでアナログ的なコミュニケーションはどんどん減っている。昔を懐かしむようだが、親父が毎月給料日に現金をお袋に渡している姿が「親父が大黒柱」という印象だったが、何でもかんでもネットで済まされるようになり、アナログがもたらしていた大事な人間味のある状況が社会から消えてゆくのもそれはそれで大事なものを失っている気がする。