地中海リゾート不動産事情

ここCAP D’ANTIBES(カップダンティーブ)という半島の付け根にあるのが我が家である。このCAPというのは岬という意味でこのCAP D’ANTIBESはコートダジュールでは2番目のエリアになっており、主にイギリスやロシアの人達が保有しているヴィラが立ち並ぶ。海沿いは10数億円くらいからで高いのは70億円くらいではないだろうか。1番はニースとモナコの間にあるSAINT JEAN CAP FERRAT(通称カップフェラ)である。ここにはロスチャイルド邸があったり、ビルゲイツの家もあるそうだ。概ね数十億円からの規模の家が多くあるエリアだ。その次に来るのはサントロペだ。有名どころはその辺だが、最近思うのは、地中海にはたくさん良い場所があると思うし、好きな場所ならどこでも良いんじゃないだろうか?確かにニース空港が近かったりしてそれなりにアクセスは良いが、アクセスに時間がかかっても、それなりの気に入った場所で少し長く滞在すれば良いんじゃないかと思う。先だってのサルデーニャのアリゲーロもいい街だった。バイクは激坂だったが、そこから見える紺碧の海は魅力的だった。イタリアポルトフィーノ近くのサンタマルゲリータもいい街だった。原チャリと2馬力のボートがあれば暮らしていけると思った。またアマルフィ、ポジターノ、カプリも良いと思う。そしてとっておきの穴場はやはりポルトガルと東欧ではないだろうか?ポルトガルはもちろんリスボンでも安いが、近隣のカシュカイスもこじんまりとしたいい街だし、いっそのこと大西洋側に出てしまえば雄大な景色と素朴な雰囲気が落ち着く。また地中海側の東欧、つまりクロアチアやモンテネグロだ。まだ高くない割に、カルチャーはしっかりとあるから、食事も美味しいし、海もエメラルド色だ。またその辺のホテルなどはデザインも良く、安い。おそらく行ったら魅了されるはずだ。クロアチアのドブロブニク近郊や、モンテネグロのコトル近郊は素晴らしい上にまだ安いと思う。それぞれの国によって不動産を購入する際の手続きはいろいろあるが、フランスの富裕税は気をつけないといけない。必ず銀行からローンを引っ張って買っている体にしないと厄介なことになる。自分の場合はたまたま義理の息子が見つけてきた物件を見に行ったのだが、あまり気に入らなくて、不動産屋に「もっとこの辺で他にないのか?」と言ったところ「少し値段は上がりますが…」と言われ、いまの所を見て気に入ったのである。本当はモダンでシュッとしたのが好きだが、85年の歴史とこのあたりの古き良き時代を反映した建物だとしたら、あまり早急に建て替えるのも野暮な話かと思った。これからも少しのリフォームで良いと思うし、孫が大きくなったら彼らのプロジェクトとして未来につながる建築を建ててくれれば良いだろう。
ヨーロッパというのは日本人にとっては遠い国々かもしれない。戦争のせいもあるが今や主要空港までは日本から14時間だ。しかし、ハブとなっている空港からはヨーロッパ各地に1、2時間で行ける。来てしまえばLCCも多いし意外に移動は楽だ。今のところ近所に日本人はいないが、何ら不自由はない。暑い日本の夏に比べれば暑さもあまり無く湿気も少なく、海は綺麗で、食べ物も美味しくて健康的な毎日が過ごせる。夏にヨーロッパというのはもう自分のサイクルになりそうな気がする。