思春期

孫の長男が13歳になり、背も一気に伸び、声変わりもし、急に大人びてきた。が同時に思春期というか、妙にそっけない感じをするようになった。みんな通る道だから仕方がないのだろうが、独自の自分の世界観を築いていこうとしているのだろう。そうかというと急にはしゃいだりしてどことなく不安定な感じだ。腫れ物に触るほどではないが、ま、適度に放っておくのが得策なのだろう。思えば自分もそういう時期があったのかもしれない。思い出すのは先生への信頼感を持てずにいたことだろう。今から思うとガッカリ先生ばかりだったように思う。また親に対してもしらけた態度をとっていただろうが、何に惹かれていたのかというと当時流行っていたフォークソングやアメリカのヒットソングだったように思う。日本の歌は反戦歌が主で、やがて高校生ぐらいには世の中の学生運動も盛んになり、いわゆる矛先を失った団塊の世代の人達は何かにつけ反体制派を唱え、アンチテーゼがカッコいい時代に入っていった。今の世の中から見れば、「何してたの?」と言われるほど学生運動の意味はないように思うが、逆にあのまま続いていたら今の世の中少しは変わっていたのかもしれない。ま、自分の思春期とは少し違うが、自分の思春期に影響を受けたのは確かだと思う。その影響は今でもどこかに燻っているような気もする。この歳になって反体制派もないが、世の中の理不尽にはつい腹が立つし、群れを嫌う性格もそうなのかもしれない。そういうものが思春期と言われる時代がきっかけだったとすれば、孫の思春期も大事にしてやりたい。良い意味で成長の時だ。