日々佳日

アンティーブに戻ってからは日々淡々と過ごしている。朝イチのランとスイム。あとはプールに入ったり、昼寝したりだ。そんな中、昨日はエクサンプロバンス近くにある、アーティストのベルナール・ベネットさんの美術館を訪ねた。85歳の彼は自分の作品を作っていることもさながら、世界中にギャラリーを持っていて、先だって日本橋にあるギャラリーを訪れた時に、南仏にいるなら是非ということで、将来の参考にと彼の財団が運営するミュージアムに出向いた。彼の作品は-リチャードセラのような鉄製の大型作品が多いが、それが広大な自然の中にいくつもあり、圧巻だった。最初は小さかったが、徐々に周りを買い足し大きくしていったらしい。しかし広大な敷地の中に、ポツンと彼の夏の寝室があった。横にオープンエアーのリビングがあり、その横にベッドだけが置いてある4畳半くらいの部屋である。まさに寝る為の小屋である。夏の間はそこで寝起きするらしい。85歳の割には背筋もピンとし、まだまだ創作に意欲がありそうだ。ランチを共にしながら、将来の財団の話を聞いてもらい、是非近くにと言われたが、少し考えてみることにした。南仏という土地は多くの芸術家を拝してきたし、また多くの観光客が美術館を訪れる。近隣にあるオテル・ラ・コストも安藤忠雄さんの設計で広大な敷地に多くのアート作品を散りばめている。そんな場所でライフスタイルミュージアムを造り、また日本のコンテンポラリークラフトや若手アーティストの発信ができたら楽しいのじゃないだろうか。ニースの空港からそう遠くないところがいいなと思っているが、いろんな人と会っていればそのうちいい情報も入ってくるだろう。あと20日弱こちらにいるが来週には娘たち家族もスイスに帰るので少し寂しくなるが、その後友人を訪ねたり、弟家族が来たりするのであっという間に過ぎてしまうのだろう。2夏続けてこちらで過ごしたので、来年の夏は家を貸し出しして、その賃料で家族で船旅をしようと思っている。ヨーロッパも猛暑で昔より暑いが、東京の夏も昔に比べ過ごしにくくなっているので仕方あるまい。9月には引っ越しやバタバタスケジュールが入ってきているので気忙しくなりそうだ。