奢れるもの久しからずや
最近はこのタイトルのような話題が多い。サントリーのN氏についてはその典型であろうが、特にサラリーマン社長やプロ経営者という人ほど脇が甘い人が多いように思う。N氏の出身母体のM商事は取引先だったこともあるが、M商事社内での醜聞もたくさん聞いたことがある(もちろん今は相当厳しいだろうが)。おそらくオーナー家からの戒めなのだろうが、いずれそういう運命だったのだろう。他にも似たような経営者は何人か知っているがいずれ問題を起こさなければ良いのにと思う。
人がそうであるように、企業でも奢っているなと感じる企業は多々ある。一番多いのは金融系であろう。上場していた時に機関投資家などを訪問するが、まぁ偉そうな態度を取る若造が多かった。自分の金でもないのに「投資してやる」的な。2度ほど態度に頭に来てMTGを放棄して帰ったことがある。なんとなく偏見かもしれないが狭い世界で生きている人達だなと感じることが多かった。ビジネス(商売)は売りも買いも公平だ。買う方もいずれは売らなければならない。売る時はへこへこするのに、買う時は横柄という企業は多い。自分の若い時には百貨店のバイヤーなどは典型的に偉そうだった。偉そうな割に責任を取らないし、リスクも取らない。返品など当たり前だった。しかし、そんな人達も、もっと言えば家具売り場自体が社会から淘汰されてしまったようだ。
以前付き合いのあったコンビニの雄の某企業も中興の祖と言われた鈴木敏文さんは非常にシンプルで芯のある人であったし、偉ぶるところもなかったが、あの企業の中には「業界トップだ」みたいな驕りを感じる人が多かった。スーパーのIYのオリジナル開発を行ったことがあったが、ある日そのスーパーの社長に呼ばれて行くと「全部返品だ」と言われ、うちの会社だけではなく、IY社の人も含めどれだけの携わった人をその一言で片付けようとするのかと怒りを覚えた。その人もいつの間にかいなくなった。S武百貨店の社長も偉ぶった人だったが、いなくなった。すべからく世の中はそういう自然浄化の仕組みがあるのだろう。
オーナー、サラリーマンに限らず、またどんな社会においても奢れるものは久しからずやになっている。もちろん自分への戒めも込めてこの文を書いている。