THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
商売古今東西2025.10.18

出資及び貸付

今まで随分といろんなベンチャー企業に出資をしたり、あるいは個人に貸付を行ったりしているが。出資を受けたり、お金を借りた側からのキチンとした報告や義務を果たしている人は残念ながら2割くらいしかいないように思う。逆に言えば、そういう人だからお金が足らなくなるんだろうなぁとも思う。出資を受けたなら当然株主に対しては様々な報告をしなければいけないし、物事を決めるのも総会決議事項というのもある(例えば役員報酬等)。出資の際はバラ色の未来を語り、出資を受けたら報告がないという経営者は俺の中では失格だ。また総会決議も経ないまま、勝手にしっかり自分の給料だけ取っている輩もいる。当たり前だが、社長の給料は儲かってからだ。Francfrancがまだ世に生まれて数年しか経っていない頃、俺は毎月取引銀行に試算表を持って報告に行ってたが、金を借りている以上はそれが義務であると思っているし、その積み重ねが信用だ。お金を貸す人もいたが、まともに返ってくるのは稀だが、それでもキチンと借用書を作り、返せないなら新たな返済計画書を持参すべきだが、いつの間にか遠ざかってゆく。そういうのを見ているとやはり立派な経営者になれる人は少ないんだなぁと思う。難しい話ではない。商法に則り善管注意義務を怠らないという事すらできない人に事業など成功できるわけがない。出資者はメジャーでない限りは日々の経営に口を出すことはない。しかし、その出資者に対し決められた報告をするのは当たり前の義務である。義務が果たせない人に未来など訪れない。特に上場を目指すようなことを考えているなら初期の段階からそういう癖を身につけることだ。「取締役は株主から選任され経営を任されている」という意識がどれだけの経営者にあるだろうか?例え経営者がメジャーだとしても100%を持っていない限りはその感覚が大切だ。今は昔と違って資金調達は簡単になっている。しかし、だからと言って「投資したのは投資家の判断」だと自分には責任のないような発言をする経営者には天誅だ。苦労して稼いだ金を何の保証もない人に投資するというのは信用以外の何者でもない。その信用を裏切るような行為は断じて許されるものではない。