THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー2026.3.4

創業30周年

昨日は友人の会社の30周年祝賀パーティーの為に名古屋に出かけた。友人は飲食がメインの会社ではあるが、名古屋ではそれなりの雄であり、名古屋の様々な企業の社長や東京からも多くの人が足を運び500人という大きな会であった。正直引退した私を呼んでくれるなど恐縮するが、有り難く思いながらも出席した。オーナーの友人は日頃の感謝を熱心に語り、またいろんな過去の苦労を語る時には涙していたがこちらも目頭が熱くなるくらい純粋な思いを知ることが出来て、改めて後輩ながらも友人の人柄に惚れ込んだ。会が終わったあとは社員総会があったらしいが、祝賀会と同じように熱い気持ちを語ったのだろうと思う。自分も現役の時は店長会や経営方針発表会など事あるごとに従業員を鼓舞していた。やはりリテイルという業種は多くの従業員を擁するため経営者と何らかの精神的なつながりを保つというのは大事な経営要素の一つである気がする。

自分の場合の30周年は2022年であった為、21年に株の一部売却を終え引退していたので開催することもなく時が過ぎた。会社は31年を過ぎていたが業績も良く安心して去ることができた。以前よく「会社30年説」があり、だいたい企業は30年しか持たないという事を言われていた。確かに30年も過ぎれば世の中は変わる。これから30年後にiPhoneがデバイスとしてあるかどうかもわからないし、それこそ店頭にはロボットショップスタッフがいるだろう。従って30年も変わらない経営をするのではなく、変えることと変えないことを整理していかないといけない。30年企業を続けられるのは5000社に1社だ。そう思うと友人のスピーチで流した涙もたくさんの山あり谷ありの出来事の上でのものだと思う。素直に敬意を表したい。

これからも彼は50年に向かって頑張ってゆくのだろう。そんな中、自分はこの場所にいていいのだろうかという思いが湧く。彼のような熱い思いで過ごしている日々でもない、のんびりと楽隠居の身だ。自分にはもうあの熱い拳を上げるような勢いはないのだ。今の自分の生き方は「日々淡々」だ。そういう意味では久々に感動する時間を過ごせて良かったなぁと思うし、何ら手伝えるわけではないが、心から応援したいと思った。