THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー2026.1.7

秩序は壊れた

アメリカのベネズエラ侵攻は衝撃的だった。中露はこぞって批難したが、彼らに批判する権利はないだろう。しかし、これによって武力によって他国を攻めても良いという構図が大国中心に出来上がってしまった。国際的道徳観念はもう崩れてしまったのである。もちろん中国の一帯一路政策によって中南米も多々影響力を持ち始めた。トランプは麻薬のことを言っているが、石油とそれら資源への中国の影響力を排除するつもりだったのであろう。しかし、今回のことでロシアのウクライナ侵攻も、中国の台湾侵攻もアメリカにとっては反対する理由がなくなってしまった。

これによって世界は米中露の大きな3つの枠組みになっていくのではと思う。大きな大国にそれぞれ同盟国が連なる感じだろう。欧州は今はまとまりなく、どうするか思案中というところだろうか。しかし、懸念することが1つある。トランプの任期が2029年までということだ。アメリカは大統領によって政策が変わる国である。習近平は終身、プーチンは後10年も任期がある。短期で成果を上げようとするトランプに対し、中露は長期的に構えるだろう。もし強権派のトランプがいなくなれば中露はチャンスだと捉えるかもしれない。どちらにしろ世界中が平和で満ちた状態になるのは遠い未来なのかもしれないし、そのうちインドも台頭して秩序は変化してゆくだろうが、インドも核保有国であり、平和はさらに遠のいていくのだろう。そういう変化する秩序の中で日本はどういう立場を取るのかというのはそう難しいわけではないだろう。また日本が侵攻されるというのも近未来に起こる話ではないと思う(日本はそれほど弱国ではないからだ)。しかし、昨夜のTVで見たICC(国際刑事機構)の形骸化や、G7、G20などのまとまりの無さは世界平和とは逆行しているのは明確だ。昔と違って武力だけではなく、経済も含めての弱肉強食時代に世界は突入してゆくのだろう。そして我々一般庶民はその中でさまざまな選択を強いられるのであろう。世界が一斉にドンパチになることはないが、常に世界のどこかにキナ臭い状況を抱えながら未来が訪れるのである。今年2026年、ベネズエラから始まった出来事はこれだけでは済まない未来への暗示のような気がする。。