これから持つ不動産

富裕層の人達は家以外に何軒か別荘を持っている人が多いと思う。国内なら軽井沢、箱根、河口湖、那須、あるいは沖縄あたりだろうか。また海外なら圧倒的にハワイが多いだろう。今まで聞いたことがある人では世界に10軒の家があると言う人がいた。パリやNY、LAなども含まれていた。自分もハワイや南仏、シドニーなどの物件を持っているが、シドニーとかは投資目的で住み続けるとかの発想はない。そんな中で、これ以上何か欲しいかと言うとNYでもLAでも何かピンとこない。つまりもうそういう代表的な街の不動産はよほどキャピタルゲインが得られるなら投資目的で考えるが、あまり魅力的ではないし、知り合いのそういう話を聞いても心が動かされることは無い。
そして最近思うのだが、もっと自分のライフスタイルにぴったりの不動産を買うことがこれからのトレンドになってゆくんじゃないかと思う。だからそれは金額とか大きさ自慢の不動産ではなく、素敵かどうか、その人らしいかどうか、あるいは他の人が驚くとかそういう家が欲しいなと思うのである。例えば近隣でいえば瀬戸内海の無人島に自分の家を作るとか、北海道の牧場の横に家を建てるとか、スイスの湖を見下ろす山に持つとか、バンコクの中華街の中に驚くほどモダンな家を持つとか、アイスランドやアラスカなどの絶景の中に持つとかなどだ。そういう場所で大きくなくていい、自分がしたいようなことを出来るスペースがあれば良い。2ベッドもあれば一部屋はゲストルームにできる。それで十分かもしれない。
暇があるとGoogleマップを見ているが、今興味が湧いているのは東京から1時間以内の場所に山小屋をつくりたい。何をするわけでもない、iPhoneを手放し、自然の音を聞き、音楽を聴き、本を読み、地元の食材で料理をつくり薪の炎を見て過ごしたいだけだ。熊に出会うのは勘弁だが、歩いたり走ったりもしたい。カミさんにも言ったがあまり興味は無さそうで「あなただけいけば…」と言われている。あともう一つは世界のどこかにと思い探している。おぼろげに浮かんでいるのは、ストックホルム近郊のアーキペラーゴ(島)だ。サマーハウスがたくさん建っているが、夏でも涼しく、海に面したところにボートが横付けできるような家がいい。サウナに入ってそのまま海に飛び込むのは気持ちいいだろう。日本からの直行便もあるので14時間弱で行けるし、市内からも30分くらいだ。あとは東欧だ、プラハやワルシャワ、ブダペスト、そしてエストニアだ。これらの街はこれから成長性も高い。そういう街に住みながら地元に溶け込んでいくと何か新しい息吹が感じられるかもしれない。特にプラハは美しい街で住んでいても気持ちの良い環境だろう。戦争が終わりもう少し静かになれば他の東欧諸国も良いのではないかと思う。東欧といってもパリやロンドンから1時間だ。やはりヨーロッパは狭い中にいろんな顔があるから楽しい。またアジアならアジアンリゾートもいいが、ネパールとかで山を見ながらというのも楽しいかもしれない。
とかく別荘というと大きな買い物をしがちだが、お城を買うとか、海辺の邸宅を買うとかそういうのではない。最小限のスペースでいいのだ。自分がそこを根城にして少なくとも近所の人たちやお店の顔馴染みになるくらいは溶け込みたい。そんな自分らしい、自分のライフスタイルにぴったりな不動産を持つことこそ、まずは楽しいし、人からも羨ましがれるものだと思う。さぁ、あなたの夢の場所はどこだろうか?